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「111歳老人」の孫娘が年金不正受給で逮捕

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2010年8月28日】 日経新聞によると、戸籍上111歳とされていた東京都足立区の加藤宗現(そうげん)さんが遺体で発見された事件で、宗現さんの長女らが警視庁詐欺の疑いで逮捕された。逮捕されたのは宗現さんの長女・真子(みちこ 81)と、孫娘の登貴美(ときみ 53)の2人の容疑者

日経新聞が捜査関係者に取材したところによると、真子容疑者らは宗現さんの妻が2004年8月に死んだ際、宗現さんが生きているように装い遺族共済年金の受給手続きをし、その年の10月から今年6月に渡り約915万円を公立学校共済組合から騙し取ったとされる。

毎日新聞によると、宗現さんは70歳になった段階で支給される老齢福祉年金を1969年以後受け取っていたが、宗現さんの妻が亡くなってからより受給額の多くなる遺族共済年金に切り替えていたという。警視庁・捜査第2課はこの手続きを両容疑者らが主導したと見ている。年金は宗現さん名義の口座に振り込まれ、7月に6回にわたって270万円が引き出され、一部は貸金庫に移されており、遺体が見つかった当時の残高は約340万円あった。

読売新聞によると、足立区は8月27日に宗現さんに支給していた「生きがい奨励金」など約15万円を返還するように求めることも明かした。この奨励金は70歳以上の高齢者に対し、毎年4000~7000円程度の現金、または商品券で支給するというもので、宗現さんの遺族は1990年から20年間に合計11万6000円相当の奨励金をもらっていた。また介護保険を利用していない90歳以上の老人を対象にした「健康高齢者表彰」で受賞した賞金や2009年の定額給付金等合計4万円についても死亡時期の確定後を見て返還請求を行う予定である。

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