「第10惑星」、冥王星しのぐ大きさ

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【2006年2月3日】

「第10惑星」とされる天体、2003 UB313の想像図。右下は太陽。NASA/JPL-Caltech提供

朝日新聞、中国新聞によると、2005年夏にアメリカ航空宇宙局(NASA)が発表した「第10惑星」とされる天体、2003 UB313について、ドイツ・ボン大学などの観測で冥王星よりも大きい直径約3,000kmであることが分かった。2日付のイギリス科学誌「ネイチャー」に掲載された。研究チームは、「この天体に惑星の地位を与えなければ、冥王星を惑星とする正当な理由がなくなる」とコメントし、惑星説を支持する結果だとしている。

朝日新聞によると、ボン大学などの研究チームはスペインにある電波望遠鏡と高感度熱検知器を使い、2003 UB313から放射される1.2mmほどの波長の電波を計測。さらに太陽から2003 UB313までの距離から表面温度を求め、大きさを算出した。天体から放射される電波の強さは表面温度と大きさで決まるという。

中国新聞によると、冥王星が約2,400kmでは約3,500kmであることから、これら2つの天体のほぼ中間の大きさとなる。1846年に海王星が発見されて以来、太陽系で見つかった天体の中では最も大きいという。朝日新聞によると、計測の誤差は400km程度であることから、研究チームは冥王星よりも大きいことは間違いないとみている。また、今回の観測結果から、冥王星と同じく表面は氷で覆われていると推測している。

2003 UB313は2003年10月にアメリカカリフォルニア工科大学マイケル・ブラウン教授らが発見し、2005年7月に公表していた。太陽から約56億~145億km離れており、冥王星よりも遠方の楕円軌道を約560年周期で公転している。朝日によると、今年夏の国際天文学連合 (IAU) で惑星と認めるかどうかが議論される。

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