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インド・ムンバイで同時多発テロ 195人死ぬ

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2008年11月30日】

朝日新聞によると、インド西部のムンバイで11月26日夜(UTC+5:30)、現地の駅やホテルなど10箇所で、武装勢力集団によるテロ事件が発生。ロイター通信の報道として伝えたところ、この当時日本人1人等の外人6人を含む101人が死亡、また287人がケガを負った。

死んだ日本人は三井丸紅液化ガスの社員・津田尚志(つだ・ひさし)さん(38歳)で、ムンバイの日本総領事館の発表によると、ムンバイの繁華街にあるホテルで銃撃戦の遭遇に遭って、胸や腹部に銃撃を受けた。津田さんは同僚の結束達也(けっそく・たつや)さん(44歳 軽傷)とともに現地視察の目的で同日夕方に到着したばかりだったという。

その後、日本の中国新聞が現地の共同通信社記者からの報告で伝えたところによると、インド内務省幹部は11月29日(同)の会見で実行犯は少なくとも10人。そのうち9人を掃討作戦中に殺害し、1人を拘束。更に死者は195人(外人22人)、負傷約300人に増えたとして、インドで過去最悪のテロ事件に発展したという。外人の死者の国別の内訳としては、日本人1人以外ではアメリカ人5人、イスラエル人とドイツ人3人づつなどである。

また、同新聞はインドのメディアがムンバイのあるマハラシュトラ州の内務省当局者の情報として、実行犯は全員が外人。パキスタン人で同国を拠点にアルカイダとつながりが指摘されるイスラム過激派のテロ組織のメンバーの21歳の男が拘束されたという。この男は銃の使い方や海岸からの上陸の仕方などを同国で指導を受け、今回攻撃の対象にしたムンバイの建物の映像も見たと話し、更にパキスタンのイスラマバード市にあるホテルで9月にあった爆破テロ事件を真似て、ムンバイのホテルの爆破計画もしていたという。

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