「第7回全国高校生観光プランコンテスト」で『「戸(のへ)の里」を巡るミステリーツアー』が文部科学大臣賞に選出される
【2015年11月3日】
「第7回全国高校生観光プランコンテスト」で、青森県の県立名久井農業高等学校のチームにより立案された観光プラン『「戸(のへ)の里」を巡るミステリーツアー』がグランプリの文部科学大臣賞に選出された[1][2]。
「全国高校生観光プランコンテスト」は高校生自らが住んでいる地域の良いところや思わぬ発見などを絡め「地域観光プラン」としてチームを設けて取りまとめ、地域観光に役立てるためのアピールを行うコンテストである[1]。「第7回全国高校生観光プランコンテスト」は、全国の高校60校から提出された計108プランにより、2015年4月1日から7月1日まで3か月の募集期間で競われた[1]。
『「戸(のへ)の里」を巡るミステリーツアー』でアピールされた内容は、岩手県の「一戸町」「二戸市」「青森県三戸町」「五戸町」「六戸町」「七戸町」「八戸市」「岩手県九戸村」の8市町村にまたがり「戸」称が銘打たれているなかで「四戸」の名称のみが何故か存在せず、その「何故」を追った観光プランである[2]。チームは夏休みなどを活用して地元民へ聞き込みを行い、その過程でチームは「戸」は牧場が由来であることを知ったという[2]。また三戸町と五戸町の間に所在している南部町が「四戸」にあたるのではないか、と結論付けている[2]。そこでチームは、馬肉料理など地元の郷土料理を味わったり、史跡巡りや農村体験など、いまの「四戸」を体感する広域観光プランとして『「戸(のへ)の里」を巡るミステリーツアー』が立案された[2]。なお『「戸(のへ)の里」を巡るミステリーツアー』は2泊3日、1人あたり3万8千円の設定である[2]。
チームのバックアップにあたった教諭は、青森県内や岩手県の旅行会社から『「戸(のへ)の里」を巡るミステリーツアー』についての問い合わせがあり、アピールの効果が現実に表れたと話している[2]。チームリーダーは「実際に回ってみて改めて地域を再発見することができた。」と今回のコンテストによる自らの収穫を語った[2]。