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千葉の幼児死体遺棄事件 近所に住む無職男逮捕

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2008年12月6日】

時事通信によると、千葉県東金市の路上で、保育園園児の成田幸満(なりた・ゆきまろ)ちゃん(当時5つ)が遺体で発見された事件で、千葉県警東金警察署は12月6日(UTC+9 以下同)、発見現場近くのマンションにいた勝木諒(かつき・りょう)容疑者(21歳)を死体遺棄容疑で逮捕した。

勝木容疑者は9月21日午前11時過ぎから午後0時26分の間に、東金市内の資材置き場の側溝に幸満ちゃんの遺体を捨てた疑い。調べによると、「パトカーが来る前に、外で死んでいた5つぐらいの女の子と会っているが、その後はよく覚えてない」と供述しているが、事件の詳細は黙秘している。

朝日新聞によると、その後9月21日午後0時半ごろに幸満ちゃんの遺体が衣服を着ていなかった状態になって倒れていたのを通りかかっていた中学生が見つけてその母親が110番した。またこの遺体発見現場から100m程離れたマンションの駐車場からは幸満ちゃんが着ていたとされる衣服や靴がレジ袋2つに分けて入れられて見つかった。更にこの当時、現場周辺で勝木容疑者に似たとされる人物を見たという目撃情報もあり、勝木容疑者が犯行を行ったものと断定し、逮捕した。

時事通信の別の記事によると、勝木容疑者は「事件当時は午前9時から午後3時まで近所の図書館にいた。(幸満ちゃんの遺体発見)事件はテレビを見て初めて知った」と事件発生後に取材に応えており、この時は自らの関与を否定していた。

また時事通信とNHKによると、同容疑者は働いていた会社を「トラブルがあって辞めた」とも話している。NHKによると、勝木容疑者は2005年4月から千葉県内にある寝具製造工場にパートタイム契約社員として勤務していた。会社の工場長によると、勝木容疑者は布団を機械で洗濯したり、綿を打ち直したりする作業をしていた。しかし、事件の3週間余り前から無断欠勤を繰り返し、1週間ほどしてから心配した同僚が携帯電話メールを打ったところ「仕事がいやになった」と返信してきた。その後会社側と勝木容疑者の家族との相談で、「(事件が起きた前日の)9月20日付けでの退職扱い」とみなした。勝木容疑者は事件後保険証などを返却したが変わったそぶりは見られなかったという。その後その同僚らと飲食店で食事した際は「別の仕事を探している」とも話していた。

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