日本の財政赤字、2006年3月末で827兆円
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【2006年6月23日】
財務省は23日、2006年3月末(2005年度末)時点における日本の国債及び借入金並びに政府保証債務現在高を発表した。
この中で、総額は昨年度末より46兆円(5.88%)増え、827兆円となったことが明らかとなった。この総額827兆円は、2005年度の日本の実質国内総生産(GDP)(543兆円)の約1.5倍に達する額。827兆円の内訳の大半は国債で、10年以上の長期国債が半数を占める。また、昨年度末に比べて増えた46兆円のうち、約95%に当たる44兆円が国債の増加によるものだった。
ただ毎日新聞によると、税収の増加などにより増加額自体は昨年度末の78兆円から大幅に減少した。
読売新聞によれば、総額は過去最高額を更新し、国民1人あたりになおすと借金は約648万円になる。(1年前に比べ36万円の増)
朝日新聞によると、税収の減少と歳出の増加を受けて日本の財政赤字は年々増加してきている。
資料
[編集]国債および借入金の推移
[編集]- 各年の3月末の残高(億円)、財務省による。
- 国債 借入金 政府短期証券 政府保証債務
- 1999年までの政府保証債務残高は不明
出典
[編集]- 『国債及び借入金並びに政府保証債務現在高(平成18年3月末現在)』 — 財務省, 2006年6月23日
- 『GDP 2次速報値(実数)』 — 内閣府, 2006年6月12日
- 『国債及び借入金並びに政府保証債務現在高』 — 財務省, 2006年6月23日時点のデータによる
- 『国債残高:国の借金827兆円 過去最大を更新』 — 毎日新聞, 2006年6月23日
- 『赤ちゃんも借金648万円、国の借金827兆円に』 — 読売新聞, 2006年6月23日
- 『国の借金、827兆円 過去最高を更新』 — 朝日新聞, 2006年6月23日