日本のバスケットボール・bjリーグ開幕

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2005年11月9日】

朝日新聞など報道機関各社の報道によると、日本における初のプロバスケットボールのリーグ戦となるbjリーグ(日本プロバスケットボールリーグ)が5日、日本各地で開幕した。

サンケイスポーツによると、同リーグは、6都市(仙台東京、埼玉、新潟、大阪大分)を本拠地とする6チームで構成される。リーグ結成の中心となったのは、日本バスケットボールリーグ機構(日本リーグ、JBL)傘下のJBLスーパーリーグを脱退した2チーム、埼玉新潟である。日本の主力選手が多数参戦しているJBLと並行しながら2006年4月まで40試合のレギュラーシーズンリーグを行い、その後上位4チームで決勝トーナメント(プレーオフ)を行うシステムとなっている。

朝日新聞によると、bjリーグの選手は主に地域のクラブチームや大学を卒業した新人選手らが中心となった編成。JBLスーパーリーグからの移籍など日本代表の主力選手らは数人程度にとどまた。年俸には1チームの総額上限を6,000万円までとするサラリーキャップシステムを導入している。ドラフト指名での入団の最低年俸は300万円。6チームの計70人の選手の平均で、500万円程度とされている。

ヘッドコーチ陣は、日本人3名と外国人3名とに分かれた。外国人ヘッドコーチのうち、大分チームのジョワン・オールドハム氏と東京チームのジョー・ブライアント氏の2人が全米リーグ・NBAの選手経験者である。ブライアント氏は、現役のNBA選手コービー・ブライアントの父親で、親子二代に渡るバスケットボール選手である。

また、日本版ウィキペディアによると、同大会には新規参入を希望するチームを募集したところ全国各地の20の団体から問い合わせがあり、第2回の2006-2007年シーズンから更に2チーム(富山香川)が参入することが決定している。日本のバスケットの活性化につながる可能性がある反面、JBL側もプロリーグを計画していることなどによる乱立のおそれなどの課題も指摘されている。

2005-2006年度シーズンに参加する6チーム[編集]

(ウィキペディアより)

チーム名 ホームタウン ホームアリーナ
仙台89ers (エイティナイナーズ) 宮城県仙台市 仙台市体育館
新潟アルビレックス 新潟県新潟市 朱鷺メッセ
埼玉ブロンコス 埼玉県 所沢市民体育館
東京アパッチ 東京都 有明コロシアム
大阪エヴェッサ 大阪府大阪市 なみはやドーム
大分ヒートデビルズ 大分県別府市 ビーコンプラザ

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