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ポルトガル勝利も決勝トーナメント進出ならず - 2014W杯サッカー

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)
ポルトガル代表・ロナウド選手(2013年) CC BY-SA 3.0

【2014年6月27日】

2014ワールドカップサッカー選手権(W杯)ブラジル大会の1次予選リーグG組が現地6月26日に行われ、クリスチアーノ・ロナウド選手を擁するポルトガルガーナに2-1で勝利した[1]が、同時に行われた試合でドイツに0-1で敗れたアメリカと勝ち点4で並び、得失点差により1次予選敗退が決まった[2]

ポルトガルはドイツとの初戦で0-4と大敗を喫し、2試合目のアメリカ戦も2-2で引き分け、ここまで未勝利の勝ち点1、同組最下位に沈んでいた。このため決勝トーナメントにコマを進めるには、ガーナ戦に大量得点を挙げて勝利し、得失点差で挽回しなければいけないという状況にあった。しかしポルトガルはファビオ・コエントラン選手らのけが人が多くおり、ロナウド選手も左ひざに不安を抱えた状態であったため、最終戦を前にしたコメントでも「我々は平和的なチームで、世界のトップチームだといったらうそになる」と発言したほどだった[3]

試合は前半31分にポルトガルがガーナの選手によるオウン・ゴールで先制点を挙げるが、後半の12分にガーナのジャン選手のヘディングシュートで同点に[2]。その後、35分にロナウド選手がガーナのゴールキーパーが弾いたこぼれ球を左足で押し込んで再び勝ち越しに成功する[1]。この後も再三ゴールを狙おうとするも得点には至らず、2-1でポルトガルが勝利をしたが、得失点差でアメリカに及ばずに、2002年日韓大会以来となる1次予選敗退となった[3]

ロナウド選手は昨年・2013年に2回目となるバロンドール賞(世界最優秀賞)を受賞しているが、今大会の直前の5月末に、左のひざと太ももを痛め、その痛みを押して3試合すべてにフル出場したが、本来のプレーを見せることができず、大会前年度のバロンドール賞受賞者のいる国はW杯で優勝できないとする「バロンドールの呪い」のジンクスを崩すことができなかった[1]

情報源

[編集]
  1. 1.0 1.1 1.2 【W杯】ポルトガル、3大会ぶり1次L敗退!Cロナ初ゴールも得失点差及ばす』 — スポーツ報知, 2014年6月27日
  2. 2.0 2.1 独・米が決勝Tへ ポルトガル、得失点差で敗退 W杯』 — 朝日新聞, 2014年6月27日
  3. 3.0 3.1 ポルトガル、C・ロナ弾で勝利も…得失点差に泣き敗退決定』 — スポーツニッポン, 2014年6月26日