2014W杯サッカー決勝はアルゼンチン対ドイツに

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2014年7月11日】

2014ワールドカップ(W杯)サッカー選手権ブラジル大会準決勝のアルゼンチンオランダの一戦が現地7月9日、サンパウロで行われ、延長戦でも決着がつかず、ペナルティーキック(PK)合戦にもつれた試合は4-2で制したアルゼンチンが決勝戦にコマを進めた[1]

試合は、アルゼンチンがディマリア選手をけがで欠き、代わってペレス選手をスタメンに起用、一方のオランダは1回戦に負傷したデヨング選手が先発に復帰する中始まったが、両チームともチャンスをつかむシーンがありながら、堅い守りで互いにゴールを許さない状態が続いた[2]

試合は延長を含む120分間で決着がつかず、PK戦に突入[3]。先攻めのオランダはフラール選手がアルゼンチンのゴールキーパーに止められて失敗し、後攻めのアルゼンチン・メッシ選手がゴールを決めて優位に進める[1]。そしてオランダは3人目・スナイデル選手[注釈 1]が失敗を喫したのに対し[1]、アルゼンチンはロドリゲス選手までの4人全員が決めて、死闘を制した[3]

アルゼンチンが決勝戦にコマを進めるのは1990年以来24年ぶりで、現地7月13日にリオデジャネイロマナカナン競技場ドイツと対戦する。「アルゼンチン対ドイツ」が決勝戦で対戦するのは今回3回目で、1986年と1990年の2大会連続で同じ組み合わせ(ドイツは当時の「旧西ドイツ」として)で戦って以来となる。1986年はアルゼンチンが優勝、1990年は西ドイツが雪辱している。[3]また2大会連続で決勝進出を逃したオランダは、現地7月12日に行われる3位決定戦でブラジルと対戦する[1]

情報源[編集]

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 サンパウロ 9日 ロイター 『W杯=アルゼンチンが24年ぶり決勝進出、PK戦でオランダ下す』 — ロイター, 2014年7月10日
  2. サンパウロ(ブラジル)=吉田誠一 『オランダ―アルゼンチン、PK戦突入 W杯準決勝』 — 日本経済委新聞, 2014年7月10日
  3. 3.0 3.1 3.2 CNN 『アルゼンチンがPK戦でオランダに勝利 決勝進出 W杯』 — CNN, 2014年7月10日
脚注
  1. ロイターでは「スナイダー」選手としている