フランス・パリ郊外で列車が脱線し6人死亡

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2013年7月14日】

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共同通信によると、2013年7月12日午後5時14分(UTC+1日本時間(UTC+9)では13日午前0時14分)頃、パリリモージュ行きの都市間特急列車脱線した。

時事通信AFP通信の話として伝えたところによると、事故現場を訪れた同国のエロー首相は、この事故で6人が死亡、30人が負傷し、負傷者のうち8人は重傷であることを記者団に対し明らかにした。在フランス日本大使館によれば、死傷者に日本人が含まれているとの情報は無い模様である。同国の新聞、ル・パリジャンの電子版は当初、この事故の犠牲者数が8人だと伝えていたが、その後修正した。

時事通信が同国のメディアの話として伝えたところによると、事故を起こした列車は約370人の乗客を乗せ、高速でブレティニシュールオルジュ駅を通過したが、その際、7両編成のうち6両が脱線。さらに、一部の車両は横転しプラットホーム上に乗り上げた。フランス国鉄(SNCF)のペピ総裁は、最初に脱線したのは3両目と4両目であると記者団に対し説明した。

共同通信の別報道によると、この事故で死亡した6人のうち、列車に乗車していたのは2人で、残る4人は駅のホーム上にいて、脱線し乗り上げてきた車両にはねられていたことが、同国のメディアの取材で明らかになった。ホーム上での犠牲者の内訳は、ブレティニシュルオルジュ駅の所在するエソンヌ県在住の80歳代の夫婦と、20歳と23歳の男性と見られる。

また、時事通信の別報道によれば、SNCFの当局者は、分岐器の切り替えの際に使用されるスイッチの故障が事故原因である可能性が高いとの見方を示した。鋼鉄製のスイッチの接続部分が破損していた模様で、同種の装置は全国約5,000カ所で用いられており、SNCFでは事故を受け点検を進めている。

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