FIFAのブラッター前会長 スポーツ仲裁裁判所に訴え起こす 活動停止の処分の撤回求め
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【2016年8月26日】
国際サッカー連盟(FIFA)のゼップ・ブラッター前会長が、2016年8月25日にFIFAによる6年間の活動停止処分の異議の申し立てをスポーツ仲裁裁判所に対して行い[1]、その裁判が25日にスポーツ仲裁裁判所で行われた[2]。
ブラッター氏はFIFAの会長職を17年間務めていたが、2015年6月に辞任[1]。その後、ブラッター氏はミシェル・プラティニ氏に対して、200万スイスフランを不正に払ったという理由で、2015年9月にFIFAから活動停止処分にされたが、ブラッター氏はこの支払は「口約束に基づく合法なもの」と主張を展開していた。しかし、FIFAの上訴委員会はブラッター氏の主張を却下したため、ブラッター氏がスポーツ仲裁裁判所に訴えを起こした。8時に裁判所に入ったブラッター氏は、スーツにひげをわずかながら蓄えた姿で、裁判に臨み22時35分に裁判所を後にした。その際、ブラッター氏は「長い一日だった。どういう裁定になるかは、なんとも判断がつかない」と話した[2]。
また、この裁判にはプラティニ氏も証人として参加し、記者団に「結果がまだ決まっていないかどうかはわからない」と話しながら、16時30分に裁判所を後にした。なお、裁判の結果については数週間以内によって示されることになる[2]。
情報源
[編集]- ↑ 1.0 1.1 『サッカー=ブラッター前FIFA会長、仲裁裁判所で異議申し立て』 — ロイター通信, 2016年8月26日
- ↑ 2.0 2.1 2.2 『ブラッター前FIFA会長の裁判が終了、審理は14時間以上の長丁場に』 — フランス通信社, 2016年8月26日