2014年「今年の漢字」は「税」 - 消費税増税問題を反映
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【2014年12月13日】
漢字一文字で、その年の世相について表す年末恒例の「今年の漢字」(主催:公財・日本漢字能力検定協会)が12月12日、京都市の清水寺で発表され、「税」が2014年の漢字に選ばれた[1]。
この「今年の漢字」は、1995年から毎年募集[2]しており、今回が第20回目となる。今年も11月1日から12月5日まで、はがきやインターネットなどで「今年の世相を表す漢字とその理由」を一般から募集した[3]。
そのアンケート結果第1位の漢字が、清水寺・森清範貫主が特大の色紙に大書する形で発表され、「税」が選ばれた。この「税」は全応募者・16万7613票の5.18%に当たる8679票あった[2]。これには、消費税率が今年4月から8%に引き上げられ、日常生活に影響を受けたこと[2]や、税金の有効な使い方をめぐる国会や県議会議員の「政治とカネ」にかかわる問題も多く取り上げられ、税金について考えさせる出来事が多かったことを挙げている[4]。
なおアンケートの2位はソチオリンピック[2]や、ワールドカップサッカー[1]、更にはデング熱流行などにちなむ「熱」[2]、3位は政務調査費の不正流用や、ゴーストライターによる音楽家の作曲問題などから「嘘」、その他4位以下には「災」「雪」「泣」などである[1]。
今年の漢字「税」の書は12月31日まで清水寺にて展示される[1]。また今回で「今年の漢字」が第20回目になるのを記念し、同寺の境内には1995年の第1回「震」を初めとして、これまで森貫主が書き続けた漢字も一挙展示されている[4]。
情報源
[編集]- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 『今年の漢字「税」=消費増税を反映-京都』 — 時事通信社, 2014年12月12日
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 『今年の漢字は「税」…楽曲代作で「嘘」が3位』 — 読売新聞, 2014年12月12日
- ↑ 『2014年「今年の漢字」は「税」-清水寺で発表』 — みんなの経済新聞ネットワーク, 2014年12月12日
- ↑ 4.0 4.1 『「今年の漢字」は「税」』 — 日本放送協会, 2014年12月12日