自動車レースF1日本グランプリ 2010年度も鈴鹿で開催へ
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【2009年8月24日】
毎日新聞によると、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)の運営会社・モビリティーランドは8月23日(UTC+9)、自動車レースで世界最高峰のF1の大会・「F1日本グランプリ」を2010年度も開催すると発表した。
これは、当初2009年以後、鈴鹿と富士スピードウェイ(静岡県小山町)とで1年ごとに会場を変えて行う方針であったが、富士スピードウェイが開催の撤退を表明したため、元から隔年開催の当該年で鈴鹿開催が予定されていた2011年の分を含め、2009年から向こう3年間は鈴鹿で日本グランプリが開催されることになる。
朝日新聞によると、日本におけるF1レースは1970年代に2回に渡り富士で開催。その後一旦中断したが、1987年から2006年まで鈴鹿で行われ、2007年と2008年は再び富士に舞台を移した。その後2009年から鈴鹿と富士で1年ごとに会場を変えて行う方針だったが、富士スピードウェイの運営元であるトヨタ自動車が世界的経済不況による業績の悪化のため、2010年に開催されるはずだった富士での開催を断念していた。
朝日によると、モビリティーランド社の大島裕志社長は「過去20年にわたって日本グランプリを行い、F1の普及に努めてきた。日本グランプリの歴史が途切れるのを回避するのが当面の役割と認識して、(2010年度の鈴鹿での)開催を決定した」と説明している。
情報源
[編集]- 西村綾乃 『F1日本GP:10年は鈴鹿開催 FSW撤退で』 — 毎日新聞社, 2009年8月23日
- 『F1日本GP、2010年は鈴鹿で開催』 — 朝日新聞社, 2009年8月23日