群馬での突風は「竜巻」 - 気象台

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2009年7月29日】 朝日新聞によると、7月27日(UTC+9 以下同)群馬県館林市(たてばやしし)を中心に発生し、大きな被害をもたらした突風について、前橋地方気象台は7月28日、これを竜巻と断定したことを発表した。

朝日によると、この竜巻による突風で館林市が調べたところ、419棟の建物に被害を受け、住宅14棟を含む25棟の建物が全壊、また車輌も33台が破損する事故があった。

毎日新聞によると、この竜巻について日本の気象庁の説明によると、竜巻は幅50mの範囲で、館林市を西から東へと約6.5kmも移動していたという。気象庁などの調査によると、館林市の被害現場では草や木の多くが西からの強烈な強風で東だけでなく北や南の方面にも倒れるという竜巻特有の現象も見られていた。またこの館林市での竜巻が発生する前の27日午前10時ごろには埼玉県行田市の上空に積乱雲が観測されており、この積乱雲が群馬の上空に移動して竜巻が起きた可能性があるという見解を示している。またこの竜巻の規模を6段階(0-5まで)で示す「藤田スケール」はF1(33~49m/秒速)からF2(50~69m/秒速)と推定されている。

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