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東京・足立区で家族3人死亡 高校生少年「父親にやられた」

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2008年2月11日】

スポーツニッポンなどによると、2月11日午後4時半ごろ、東京都足立区の機械工・佐々木亨さん(52歳)宅で一家4人が血だらけで倒れているのが発見され、3人の死亡が確認された。もう一人は意識不明の重体。

読売新聞によると、2月11日夕方、佐々木さんの自宅前の路上で、シャッターの隙間から血が流れ出ているのを通行人が見つけ、交番に連絡した。これを受けて現場に急行した警視庁・西新井警察署員が調べたところ、佐々木さん宅の1階作業場で亨さんが、台所で妻・和子さん(49歳)と高校生の次男(15歳)が、2階の居間で母親・徳子さん(84歳)がそれぞれ血だらけで倒れているのを発見し、このうち亨さんと和子さん 、得子さんの3人が死亡、次男も後頭部の陥没と両手首の切断により意識不明の重体。病院に搬送される時、次男は救急隊員に「親父(亨さん)にやられた」と話しており、亨さんが無理心中を図ったものと見て調べを進めている。また、和子さんの遺体のそばには血の付いた便箋が添えられており、亨さんのものと思われる字で「母だけ連れて行くつもりだったが、皆を残しては」と手紙が書かれていた。佐々木さん宅は5人家族だが、高校3年生の長男(18歳)は当時大学受験のための外出中だった。

また中国新聞によると、この民家で血の付いたオノが発見され、凶器として使われたと見て確認を急いでいる。

スポーツニッポンによると、この家は東武伊勢崎線梅島駅から数百 m 離れた国道4号線沿いで、住宅や町工場が多い地域にある2階建て。近所の人の話しでは、この民家の敷地には中古機械が大量に積まれており、販売されていた時期もあったという。また読売によると、親類の話で亨さんはその父親から受け継いで金属加工機械を自宅で販売していたが、「機械が売れない」ともらしていたという。

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