大阪・此花のパチンコ店放火事件 高見容疑者「経済的に行き詰まった」

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2009年7月9日】 時事通信によると、7月5日(UTC+9 以下同)に大阪市此花区パチンコ店放火し、4人を死なせ、多数の負傷者を出した事件で逮捕された無職の高見素直(たかみ・すなお)容疑者(41歳)が、この事件を起こす1ヶ月前に「失業保険が切れた。仕事も見つからない」と話していた事が、時事通信社が関係者にインタビューしたところわかった。大阪府警此花警察署は当時高見容疑者は借金200-300万円を抱え、再就職のめども立っておらず、経済的に追い詰められていたという。

また47NEWSと産経新聞がそれぞれ捜査関係者にインタビューしたところによれば、高見容疑者は「事件の数日前から自宅に閉じこもるようになった。放火は事件当日にする事を決めた。放火事件後の逃走途中の岡山市内でこの事件のニュースを見た。えらい事をしてしまい、死刑になっても仕方ないと思った」と供述していた事もわかった。

産経によると、高見容疑者は7月5日午後4時15分ごろにパチンコ店「crossニコニコ」で放火行為をした後、火災の様子を見て一旦帰宅。その後犯行時に着用していた茶色のシャツからグレーのシャツに着替えて現金6万円が入った財布とショルダーバックだけ抱えて大阪環状線西九条駅から電車で岡山へ移動。そこで偽名を使ってホテルにチェックインし、放火事件についてのニュースを見て「被害者に申し訳ないことをした。けじめをつけなければと思った。翌朝(6日)に岡山県警に出頭しようと思ったが、勇気がなかった」と供述していたという。また47NEWSによると、電車での逃亡について高見容疑者は「早く(火災)現場の近くから離れたかった」と話していたという。

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