倉敷の行方不明女児保護 岡山市の男を監禁で逮捕
【2014年7月22日】
倉敷市で小学校5年生の女児(11)が行方不明となった事件で、岡山県警は7月19日、行方不明となっていた女児を岡山市北区で無事に保護するとともに、同区の無職・藤原武容疑者(49)を監禁の疑いで現行犯逮捕した。直接逮捕容疑は同日午後10:21頃に森山さんを自宅に監禁した疑いで、藤原容疑者は「下校中の女児に声をかけて誘い、車に乗せた。1人でやった」と容疑を認めている。[1]
女児は7月14日の午後4時ごろ、1人で学校を出たのち、4:30頃に学校から約2㎞離れた自宅で、銀色の車に乗った男が話しかけているのを同級生に目撃されたのを最後として、そのまま帰宅せず行方不明となった。女児の母親は5:30頃、女児が所持している携帯電話にある全地球測定システム(GPS)を使って確かめたところ、自宅から北東約2㎞を示し、母親は県警に届け出てをして周辺を捜索したが、女児は行方不明のままだった。[2]
県警は7月19日も、140人態勢で女児の手掛かりを求めて捜索を続け、金属探知機を使って携帯電話など女児の持っている所持品を探し続けた。また県警はこの日まで260件の情報が寄せられていたが、これまで女児の発見につながる有力な情報はなかった。[3]また自宅付近ではこれまでも今年の5月以後、銀色の小型車が頻繁に目撃されており、待ち伏せをされていたとして、母親が県警に通報していた。[4]
県警は女児の行方不明後から公開捜査を行い、GPSの反応が最後に確認された場所で、携帯電話やランドセルを探したり、ドライブレコーダーや防犯ビデオなどの映像をを分析[2]したほか、この現場付近で目撃されたとする不審車両から、岡山市内に住む藤原容疑者を割り出し、捜査員が同容疑者の自宅に踏み込んで森山さんを保護。女児にけがはなかった。[5]発見当時、女児は藤原容疑者の自宅の1階洋間に監禁され、2人でテレビを見ていたという。捜査員が女児の名前を確認したところ、女児が「はい」と答えて驚いていたという。岡山県警は今後捜査本部を立ち上げて、事件の動機などを調べていく。[1]
情報源
[編集]- ↑ 1.0 1.1 『倉敷の不明小5女児を保護、49歳男を監禁容疑で逮捕』 — 朝日新聞, 2014年7月19日
- ↑ 2.0 2.1 『倉敷女児不明:岡山市の男の自宅で発見・保護 男を逮捕』 — 毎日新聞, 2014年7月19日
- ↑ 『140人態勢で捜索 倉敷市女児不明』 — 日テレNEWS24, 2014年7月19日
- ↑ 『倉敷女児保護、監禁容疑で男を逮捕』 — 産経新聞, 2014年7月19日
- ↑ 『小5女児、無事保護 監禁容疑で49歳男逮捕 不審車両から割り出す』 — 産経新聞, 2014年7月19日