代々木公園でデング熱ウィルスの蚊検出 一部を除き閉鎖
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【2014年9月7日】
デング熱流行の問題で、東京都は9月4日、代々木公園内で採取した蚊から、デングウィルスが検出されたことを発表し、同日午後2時から当分の間、公園の北側地区を閉鎖するとした。都では5日以降に、カブトムシなどの昆虫や生態系への影響を考慮したうえで、蚊の駆除作業を実施する。同都が9月2日及び3日に、同公園内の10か所・計276匹の蚊を対象に採集・検査をした結果、公園の北側で採取した蚊からデングウィルスが検出された[1]。
なお、都では8月26日及び27日にも蚊35匹を採取したが、この時にはデングウィルスを保有した蚊は検出されなかった[2]。
9月4日、NHK(日本放送協会)は、女性の職員と契約職スタッフそれぞれ1名ずつの2名がデング熱にかかった疑いがあると発表した。そのうち女性職員は入院しているが、命に別条はなかった。NHK放送センターは代々木公園に隣接しており、同センターでは、9月2日に蚊の発生する恐れがある排水口などで排水作業を実施したほか、3日には敷地内の消毒作業を実施した。また、NHKホールの訪問客などに対し、虫よけスプレーの貸し出しをするとした[3]。
情報源
[編集]- ↑ 『代々木公園の蚊からデングウイルス検出』 — 日テレNEWS24, 2014年9月4日
- ↑ 『代々木公園の蚊からウイルスを初検出』 — 産経新聞, 2014年9月4日
- ↑ 『NHK、女性職員ら2人が感染疑い 「代々木公園周辺を訪れた」』 — 産経新聞, 2014年9月4日
外部資料
[編集]- 代々木公園A地区閉鎖のお知らせ(公益財団法人 東京都公園協会 2014年9月4日)