ファミリーマートでICタグandSUICAの「EXPRESS POS」実験実施決定
表示
【2005年12月24日】
時事通信によると、20日、ファミリーマートなど3社が、ファミリーマートでの販売において、ICタグ(電子正札)とSuicaを用いた電子決済の実験を、2006年1月30日から2月24日まで行うと発表した。
発表したのは、ファミリーマートと伊藤忠商事、東芝テックの3社。ITmediaニュースによると、実験が行われるのは、東京都港区のファミリーマート伊藤忠ビル店。
この決済手段は「EXPRESS POS」と名付けられた。また、この実験は経済産業省の「日本版フューチャーストア・プロジェクト」のひとつとして位置づけられている。
RBB TODAYによればこの「EXPRESS POS」は、RFIDタグと呼ばれる電子正札を付け、レジでの計算を速くし、さらに、東日本旅客鉄道の非接触型乗車カードであるSuicaを用いて、瞬時に決済しようというものである。この手段だと、支払いにかかる時間から、バーコードスキャンや釣り銭の支払いに必要な時間が省かれるため、袋詰めに必要な時間だけとなり[1]、従来の約半分ほどに短縮されるという。実験では弁当、パン、飲料など一部の商品を対象商品とし、また一部のレジを専用レジとする。残りのレジでは従来の決済方式とする。
出典
[編集]- 時事通信 『レジの作業、8秒に=ICタグとスイカで1~2月に実験―Fマートなど』 — Yahoo! ニュース, 2005年12月20日
- 共同通信 "FamilyMart, Itochu plan instant processing at store cash registers"。Yahoo! Asia News、2005年12月20日。
- ITmediaニュース 『RFIDとSuicaで瞬時に決済 ファミマが実証実験』 — ITmedia, 2005年12月21日
- RBB TODAY 『RFIDタグ&Suicaでスピード決済! ファミリーマートが実証実験を開始』 — RBB TODAY, 2005年12月20日
- 「ファミリーマートなど3社、電子タグと電子マネーを組み合わせた決済サービス「EXPRESS POS」の実験を開始」。『日本経済新聞社』、2005年12月20日。