コムスン、事業譲渡を凍結 記者会見で明らかに
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【2007年6月9日】 中国新聞によると、訪問介護大手・コムスンを運営するグッドウィルグループは6月8日、東京都内で会見し、コムスンの樋口公一社長が、先日発覚した事業所の不正申請問題の責任を取って辞任することと、同じグッドウィル社が運営する子会社の日本シルバーサービスへの事業譲渡を凍結することを発表した。
時事通信によるとグッドウィル社の折口雅博会長はその会見で、「厚生労働省の指導に基づいてシルバーサービス社への譲渡を凍結し、グッドウィルグループ以外の企業への買収を優先して検討していくとしている。また既存事業所の指定取り消しを逃れるための廃業届けが「処分逃れ」だとする問題に関しては、樋口コムスン社長から処分を回避するために行ったと報告を受けて、容認していたことも明らかになった。
時事によると、樋口氏は今回の責任から引責辞任するものの、折口氏は「私自身が居ないとグッドウィルグループ全体の社会的使命を果たしにくくなる」として、辞任せず引き続き会長職に残ることになった。
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[編集]出典
[編集]- 『コムスンの樋口社長辞任 グループ会社への譲渡凍結』 — 中国新聞, 2007年6月8日
- 『自主廃止、報告受けていた 折口会長会見の一問一答』 — 中国新聞, 2007年6月8日
- 時事ドットコム 『グループ内譲渡を凍結=グッドウィル会長「処分逃れ」を容認-コムスン社長は辞任』 — 時事通信社, 2007年6月7日