『ONE PIECE』の偽キャラグッズを販売、雑貨卸会社社長ら逮捕
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【2010年9月30日】
毎日新聞・産経新聞によると、 人気漫画・アニメ『ONE PIECE』のキャラクターを無断で使用した日用雑貨を販売目的で所持していたとして、大阪府警生安特捜隊[注釈 1]は、著作権法違反(頒布目的所持)容疑で、雑貨卸売会社・『ライスフィールド』(大阪市東淀川区)社長・田中博之容疑者(44歳、大阪府箕面市在住)や同社社員ら12人を逮捕したと、9月29日(UTC+9)に発表した。
両報道によると、田中容疑者らの逮捕容疑は、9月28日に同社内で、『ONE PIECE』のキャラクター・『トニートニー・チョッパー[注釈 2]』をデザインした巾着袋などを、販売目的で所持していたなどというもの。毎日新聞によると、田中容疑者は、「商品の大半は偽物」と認めている模様である。
産経新聞によると、田中容疑者らは、中国から不正輸入したタオルや時計などの商品を、小売店などに安価で販売。同府警の調べに対し、「正規の商品も扱っていたが、違法な商品が無ければ経営が成り立たなかった。月に約2,500万円の売上があった」と供述している模様である。同府警は、同社から段ボール100箱分以上の商品を押収、入手経路などを調査している。
産経新聞によると、同社の販売した不正な商品は日本全国に流通している模様で、偽キャラクターグッズ対策に取り組んでいる『日本商品化権協会』が同府警に告発していた。
注釈
[編集]情報源
[編集]- 渋江千春(毎日jp) 『著作権法違反:疑いで雑貨卸売会社社長ら12人逮捕 大阪』 — 毎日新聞社, 2010年9月29日
- MSN産経ニュース 『「ワンピース」の偽キャラグッズ販売 大阪の問屋社長ら逮捕』 — 産経新聞社, 2010年9月29日