「ドイツ「大連立」閣僚候補固まる、連立協議は本交渉へ」の版間の差分
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2005年10月18日 (火) 04:37時点における版
【2005年10月18日】
ドイツ連邦議会の第1会派・同盟の会派代表でキリスト教民主同盟(CDU)党首のメルケル次期首相は、17日、自会派の閣僚名簿を公開した。同盟と連立することで基本的に合意している社会民主党(SPD)は13日に閣僚名簿を決定しており、これで新内閣の顔ぶれがすべて固まった。
同盟はキリスト教民主同盟(CDU)とキリスト教社会同盟(CSU)の統一会派。 同盟と第2党の社会民主党(SPD)は、CDUのメルケル党首を首相として連立を組むことで基本的に合意し、協議を続けている。
首相と首相府長官を含む連立内閣の閣僚16人は、両派から8人づつを出すことで合意し、それぞれが閣僚名簿を公表した。
SPDのゲアハルト・シュレーダー現首相は当初入閣が予想されていたが、次期政権に参加しないことを表明し、閣僚から外れた。初期の連立交渉では首相人事が最大の争点だったが、SPDは首相ポストを譲ったかわり、外相・財務省などの主要閣僚ポストを手にした。朝日新聞は、これを論拠として、SPDは経済改革路線の継続を図り、CDUと対立すると予測している。東京新聞によれば、シュタインブリュック次期経済相(SPD)は、アウトバーンの民営化を検討するとし、有料化を懸念する反発を招いている。
閣僚予定者の決定を受けて、17日両党の政策協議が始まった。日本経済新聞は財政・雇用政策で両党の対立がみられると指摘し、難航を予想している。朝日新聞によれば、政策協議は両党から15人づつが参加し、11月中旬まで行われる予定。
担当 | 氏名 | 所属政党 |
---|---|---|
連邦首相 | アンゲラ・メルケル | CDU |
労働相、副首相 | フランツ・ミュンテフェリング | SPD |
経済相 | エドムント・シュトイバー | CSU |
財務相 | ペーア・シュタインブリュック | SPD |
外相 | フランツ・ヴァルター・シュタインマイヤー | SPD |
内相 | ヴォルフガング・ショイブレ | CDU |
国防相 | フランツ・ジョゼフ・ユング | CDU |
健康相 | ウルラ・シュミット | SPD |
交通相 | ヴォルフガング・ティーフェンゼー | SPD |
環境相 | ジグマー・ガブリエル | SPD |
教育・研究相 | アンネッテ・シャヴァン | CDU |
農業・消費者保護相 | ホルスト・ゼーホッファー | CSU |
家族問題相 | ウルズラ・フォン・デア・ロイエン | CDU |
産業協力・発展相 | ハイデマリー・ヴィチョレック=ツォイル | SPD |
法相 | ブリギッテ・ツィプリース | SPD |
首相府長官 | トマス・デ・メツィエーレ | CDU |
出典
- 菅野幹雄 『独大連立の閣僚出そろう、財政・雇用対立点多く』 — 日本経済新聞, 2005年10月18日
- 熊倉逸男 『独政権運営一層厳しく メルケル氏の政敵も入閣』 — 東京新聞, 2005年10月18日
- 宮明敬 『独2大政党が大連立へ本交渉、内閣の陣容決まる』 — 読売新聞, 2005年10月18日
- 『ドイツ「大連立」の政策協議 社民党ペースに警戒感』 — 朝日新聞, 2005年10月17日
- 菅野幹雄 『独外相シュタインマイヤー氏、SPDが閣僚候補』 — 日本経済新聞, 2005年10月16日
- 菅野幹雄 『独首相、次期政権には入らず・演説で初めて表明』 — 日本経済新聞, 2005年10月14日
- "Personaltableau der neuen Bundesregierung komplett"。Reuters、17.10.2005
- 『[ ]』 — 2005年10月○日
- 2005年○月○日。
- 2005年○月○日。
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