自民党大圧勝の316議席 2026年衆院選
【2026年2月9日】



衆議院議員総選挙が2月8日に投開票され、同9日に改選465議席が全部確定した。今回の選挙は自民党が316議席で、単独で定数の3分の2以上を確保し、単一政党の議席数としては戦後最多となった[1]。
今回自民党が獲得した316議席は、2009年の民主党の308議席を超えて、戦後初の単一政党で3分の2を占めることになり、与党が過半数割れをしている参議院で法案が否決されても、衆院での再可決が可能となるほか、衆院では憲法改正の発議も可能になる。高市早苗首相は2月18日にも召集される見通しの特別国会で首相に改めて指名され、第2次高市内閣がスタートする見通し。連立パートナーである日本維新の会と併せた与党勢力は352議席となる[2]。この維新は36議席を得て、そのうちの半数18議席は大阪府で制したものの、他の地域では票が広がらなかった[1]。
一方、野党は公明党と立憲民主党が合同した中道改革連合は、改選前の2党合計・167議席から49議席(選挙区7・比例区42)にとどまり大惨敗を喫した他、国民民主党は28(それぞれ8・20)と公示前から1議席増とはなったが目標の51議席には遠く及ばず、参政党は比例区のみで15議席、チームみらいも比例区のみで11議席、共産党が4、れいわ新選組と減税日本・ゆうこく連合が各1となったが、日本保守党と社民党は議席獲得はならなかった[1]。
今回の大惨敗を受け、中道改革連合の野田佳彦、斉藤鉄夫両共同代表は2月9日に行われた党の役員会で辞任を了承し、新たな代表を選定して執行部を発足させることになった[3]。
今回の選挙の投票率は前回・2024年のそれから2.41ポイント高い56.26%となった。総務省のまとめでは、小選挙区は過去4回の衆院選を上回るが、1996年以後11回に渡って行われた小選挙区比例代表並立制の中では過去7番目となった。2005年の郵政選挙や2009年の政権交代選挙から比べても10ポイント以上低かった。今回8日が大寒波だったことから、有権者の4人に1人は期日前投票を利用していた[4]。
各党の獲得議席数
以下は各党・団体別の当選者数の内訳(諸派・無所属を除き、与野党別の当選者の多い順。当選者が同数である場合は今回の立候補総数の多い順)[5]。
| 与野党別 | 政党・ 団体名 |
選挙前 勢力 |
立候補 総数 |
当選者 総数 |
前回との 増減 |
選挙区 | 比例区 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 与党 (当選総数352=+120) |
自民 | 198 | 337 | 316 | +118 | 249 | 67 |
| 維新 | 34 | 89 | 36 | +2 | 18 | 18 | |
| 野党 (当選総数109=-109) |
中道 | 167[注 1] | 236 | 49 | -118[注 1] | 7 | 42 |
| 国民 | 27 | 104 | 28 | +1 | 8 | 20 | |
| 参政 | 2 | 190 | 15 | +13 | 0 | 15 | |
| みらい | 0 | 15 | 11 | +11 | 0 | 11 | |
| 共産 | 8 | 176 | 4 | -4 | 0 | 4 | |
| れいわ | 8 | 31 | 1 | -7 | 0 | 1 | |
| 減ゆ | 5 | 18 | 1 | -4 | 1 | 0 | |
| 保守 | 1 | 20 | 0 | -1 | 0 | 0 | |
| 社民 | 0 | 15 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
| その他諸派 | 0 | 13 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
| 無所属 (当選総数4=-11) |
15 | 41 | 4 | -11 | 4 | - | |
情報源
- 日経電子版 『自民が戦後最多316議席・中道49・維新36・国民28 衆院選の全議席確定』 — 日本経済新聞, 2026年2月9日 6時22分(同11時46分更新)
- 時事ドットコム 時事通信政治部 『自民316議席、歴史的圧勝 単独で3分の2、戦後初―中道惨敗、代表選へ【2026衆院選】』 — 時事通信社, 2026年2月9日 17時08分
- 日経電子版 『「中道改革連合、2月中旬までに新代表選出 野田・斉藤共同代表が辞意」』 — 日本経済新聞, 2026年2月9日 12時30分(同16時22分更新)
- テレ朝NEWS(ANN) 『衆院選投票率 56.26% 前回を2.41ポイント上回る』 — オールニッポン・ニュースネットワーク, 2026年2月9日 14時08分
- 読売新聞オンライン 『衆議院選挙 開票速報・結果【随時更新】衆院選2026』 — 読売新聞, 2026年2月9日
- ↑ 1.0 1.1 1.2 日経新聞「自民が戦後最多316議席・中道49・維新36・国民28 衆院選の全議席確定」より
- ↑ 時事通信より
- ↑ 日経新聞「中道改革連合、2月中旬までに新代表選出 野田・斉藤共同代表が辞意」より
- ↑ ANN(テレビ朝日)より
- ↑ 読売新聞「衆議院選挙開票速報・結果」より(候補者総数については「2026年衆院選公示 自民と維新の連立政権の信を問う選挙戦」の表を利用して補筆)
