第98回箱根駅伝予選会、明大がトップ通過 駿河台大は初出場

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)
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【2021年10月23日】

23日午前、第98回箱根駅伝のシード校以外の出場校である10校を決める予選会が陸上自衛隊立川駐屯地の周回コースで行われ、明治大学がトップ通過を果たした[1]。2位には中央大学、3位には日本体育大学が入り、7位には去年予選落ちとなった中央学院大学が2年ぶり、8位には駿河台大学が初めての箱根本戦出場を果たした[2]

レースは新型コロナウイルスの感染防止のため去年に引き続き立川駐屯地の周回コースで無観客で行われ、午前9時35分にスタートした[3][4]

スタートしてからすぐに留学生ランナーが先頭集団を形成し、そこに日本人のトップランナーもつく形となった[5]。5km地点では立教大学がトップ通過[5][6][7]、3周目になると国士舘大学のライモイ・ヴィンセントが飛び出した[5]。10km地点では明治大学がトップに躍り出て、2位に大東文化大学、3位に国士舘大学となった[8]

15km地点で武蔵野学院大学のワンジク・チャールズ・カマウが先頭に立ち[9]、そのまま1時間1分23秒のタイム[10]で全体1位でゴールした[5][11]

日本人トップ争いは稀に見る大激戦となり、19km過ぎで中央学院大学の栗原啓吾が一気にトップに立ち、後ろから他の選手が迫ってくる中で最後はふらつきながらも日本人トップの全体8位、1時間02分46秒でゴールした[11][12][13]。2位にはわずか1秒差で明治大学の加藤大誠、3位には3秒差で専修大学の高瀬桂となった[12]

レースの終了後に結果発表が行われ、明治大学、中央大学、日本体育大学、山梨学院大学神奈川大学法政大学、中央学院大学、駿河台大学、専修大学、国士舘大学の10校が箱根駅伝本戦への出場権を獲得した[14][15]。前回出場校の拓殖大学は11位[16]城西大学は15位という結果に終わった[15]

情報源[編集]

  1. 『明大、中大など10校が通過 箱根駅伝予選会』, 共同通信社、2021年10月23日。
  2. 『箱根駅伝、駿河台が初切符…明治・中央・日体大など10校が予選会突破』, 読売新聞社、2021年10月23日。
  3. 『箱根駅伝の予選会始まる…スタートは「密回避」形態でなく従来方式、無観客は変わらず』, 読売新聞社、2021年10月23日。
  4. 『箱根駅伝の予選会 明治大 中央大 日体大など10校が出場権獲得』, NHK、2021年10月23日。
  5. 5.0 5.1 5.2 5.3 『箱根駅伝予選会で明治大が1位、駿河台大は初突破 徳本一善監督「お持たせしました」』, 4years.、2021年10月23日。
  6. 『箱根駅伝予選会で総合16位。昨年から12ランクアップしました』, 立教大学、2021年10月23日。
  7. 『【箱根駅伝予選会】伏兵・立大がトップで5キロ通過 54年ぶり本戦復帰へ』, 日刊スポーツ、2021年10月23日。
  8. 『【箱根駅伝予選会】明大が前半10キロを首位通過 2位に大東文化大』, 日刊スポーツ、2021年10月23日。
  9. 『【箱根駅伝予選会】史上稀に見る日本人トップ争い! 駿河台大は悲願の初出場を決め、拓殖大は55秒差で予選落ち』, THE DIGEST、2021年10月23日。
  10. 『個人成績』, 東京箱根間往復大学駅伝競走、2021年10月23日。
  11. 11.0 11.1 『中央学大・栗原が日本人トップ 全体1位は武蔵野学大・カマウ/箱根駅伝予選会』, 月刊陸上競技、2021年10月23日。
  12. 12.0 12.1 陸上競技マガジン編集部 『【箱根予選会】日本人トップ争いは1秒差決着! 中央学大・栗原が明大・加藤を振り切る。3位は専大・高瀬』, BBMスポーツ、2021年10月23日。
  13. 『中大・栗原、ふらふらでも日本人トップ/箱根駅伝予選会』, サンケイスポーツ、2021年10月23日。
  14. 『【箱根駅伝予選会】明大がトップ通過、駿河台は8位で初切符、11位・拓大は55秒差で無念』, スポーツニッポン、2021年10月23日。
  15. 15.0 15.1 『チーム成績』, 東京箱根間往復大学駅伝競走、2021年10月23日。
  16. 『《衝撃の落選》「それが負けた要因です」1人当たりわずか数秒…常連校はなぜ“箱根駅伝への切符”を逃したのか?』, Sports Graphic Number、2021年10月25日。