「北海道人事委員会、君が代の演奏を止めた教諭の処分を取り消し」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
関連 |
公開 |
||
7行目: | 7行目: | ||
毎日新聞によれば、この卒業式の式次第には、国歌斉唱の項目がなかった。しかし、校長が当日、君が代のテープをカセット装置から流したため、この教諭がテープを止め、斉唱を妨害した。 |
毎日新聞によれば、この卒業式の式次第には、国歌斉唱の項目がなかった。しかし、校長が当日、君が代のテープをカセット装置から流したため、この教諭がテープを止め、斉唱を妨害した。 |
||
裁決では、「強制は教職員の思想、良心への侵害であり許されない」とし |
裁決では、「強制は教職員の思想、良心への侵害であり許されない」とし「式については生徒や保護者にも意見表明の機会が与えられるべきであるにもかかわらずそれを行わなかったのは[[w:児童の権利に関する条約|児童の権利に関する条約]]に反する」とした。また、方針の決定が予めなされていなかったことは校長の重大な瑕疵であるとした。一方で、演奏の停止による混乱が一時的だったことに比して処分が重すぎ、処分は「裁量権の逸脱」であるとして処分を取り消した。 |
||
また、 |
また、[[w:学習指導要領|学習指導要領]]については「その法的拘束力は否定せざるを得ない」とした。 |
||
== 関連項目 == |
== 関連項目 == |
||
*[[国旗国歌は義務でない—東京地裁、都と都教委に賠償命令]] |
*[[国旗国歌は義務でない—東京地裁、都と都教委に賠償命令]] |
||
== 出典 == |
== 出典 == |
||
*{{出典・ウェブ |
*{{出典・ウェブ |
||
39行目: | 39行目: | ||
|発行者=朝日新聞 |
|発行者=朝日新聞 |
||
|日付=2006年10月23日}} |
|日付=2006年10月23日}} |
||
<!-- |
|||
*{{出典・ウェブ |
|||
|url= |
|||
|タイトル= |
|||
|著者= |
|||
|発行者= |
|||
|日付={{subst:#time:Y年F|+ 9 hours}}{{subst:#time:j日|+ 9 hours}}}} |
|||
--> |
|||
⚫ | |||
⚫ | |||
{{ |
{{公開中}} |
||
<!-- |
|||
記事が書きあがった時点で{{査読中}}に書き換えます。 |
|||
自分で書いた項目は{{公開中}}にはかえないでください。 |
|||
査読中のものに新たに資料を付け加えた場合、大幅な加筆をした場合も同様です。 |
|||
公開前になるべく多くの投稿者に目を通してもらうようにしましょう。 |
|||
--> |
2006年10月24日 (火) 07:52時点における最新版
【2006年10月23日】
北海道人事委員会は23日までに、北海道倶知安町の町立中学校で2001年に行われた卒業式で君が代の演奏を止めたことが式の円滑な遂行を妨げたとして戒告処分を受けた教諭の処分を取り消す裁決を通知した。
北海道新聞によれば、教諭が2001年9月に処分取り消しを求めて人事委員会に申し立てていた。
毎日新聞によれば、この卒業式の式次第には、国歌斉唱の項目がなかった。しかし、校長が当日、君が代のテープをカセット装置から流したため、この教諭がテープを止め、斉唱を妨害した。
裁決では、「強制は教職員の思想、良心への侵害であり許されない」とし「式については生徒や保護者にも意見表明の機会が与えられるべきであるにもかかわらずそれを行わなかったのは児童の権利に関する条約に反する」とした。また、方針の決定が予めなされていなかったことは校長の重大な瑕疵であるとした。一方で、演奏の停止による混乱が一時的だったことに比して処分が重すぎ、処分は「裁量権の逸脱」であるとして処分を取り消した。
また、学習指導要領については「その法的拘束力は否定せざるを得ない」とした。
関連項目[編集]
出典[編集]
- 『君が代:卒業式で斉唱妨害 教諭の処分取り消し 道人事委』 — 毎日新聞, 2006年10月23日
- 『国旗国歌 道人事委が拘束力否定 男性教諭、懲戒処分取り消し』 — 北海道新聞, 2006年10月23日
- 共同通信社 『君が代テープ戒告取り消し 裁量権逸脱と道人事委』 — 東奥日報, 2006年10月23日
- 『君が代演奏妨害、教員の戒告処分を取り消し 北海道』 — 朝日新聞, 2006年10月23日