ロシア・カムチャツカ半島沖でM8.8の地震

【2025年8月7日】
先月7月の現地時間30日午前11時24分(日本時間午前8時24分)ごろ、ロシアのカムチャツカ半島沖でM(マグニチュード)8.8の地震が発生した。震源はペトロパブロフスク・カムチャツキーの東南東119キロの沖合であった[1]。ロシア科学アカデミーによると、地震多発地帯とされる当半島でも1952年の地震以来最大規模であったとしている[2]。
太平洋沿岸等では一時津波警報が発令されていたが、日本時間30日の午後8時45分には全ての地域で警報から注意報に格下げされた。また、翌日31日の午後4時半には全ての注意報が解除された[3]。
被害
震源に近かったカムチャツカ半島では南東部で高さ3〜4メートルの津波が観測された[1][2]。また、ロシア科学アカデミーによると地震の後、半島東部にあるクリュチェフスカヤ山が噴火したという[4]。
千島列島では占守島(しゅむしゅとう)に滞在していた調査団のテントが津波に流され、幌筵島(ぱらむしるとう)では港湾施設や水産加工場が津波で水没した[2]。
北海道根室市では0.8メートル、岩手県久慈港では1.3メートル、宮城県石巻港では0.7メートルの津波が観測された[5]。また、三重県熊野市では軽自動車で避難中の女性がおよそ20メートル崖下に車ごと転落し、頭を強く打って死亡した[2]。
アメリカ合衆国でも、カリフォルニア州で1.1メートル、ハワイ州のカウアイ島で0.9メートル、オアフ島ハレイワでは1.2メートル、マウイ島カフルイでは1.74メートル、ハワイ島ヒロでは1.5メートルの津波が観測された[4][5]。
影響
津波警報・注意報の影響で鉄道では17事業者41線区が運転を見合わせた[3]。
JR東日本は東海道本線、横須賀線や伊東線などの太平洋側を中心とするおよそ20線区の30日中の運転を取りやめた[3][6]。このうち伊東線では同日午後8時に、東海道本線と横須賀線では午後10時に運転を再開した[3]。
情報源
- ↑ 1.0 1.1 『米地質調査所 M8.8へ引き上げ カムチャツカ半島付近の地震』 — テレ朝news, 2025年7月30日
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 『千島列島の水産加工場が津波で水没 露カムチャツカ半島の地震 地元知事「重傷者はなし」』 — 産経新聞, 2025年7月30日
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 『【まとめ読み】津波注意報を全て解除…カムチャツカ半島でM8.7の地震』 — 読売新聞, 2025年7月31日
- ↑ 4.0 4.1 TBSテレビ 『カリフォルニア・ハワイでも1m超の津波 ロシアで巨大地震 影響は各地に…地震後に火山噴火も【news23】』 — TBS NEWS DIG, 2025年7月31日
- ↑ 5.0 5.1 『ロシア・カムチャツカ半島沖でM8.8の地震、日本の太平洋側や米ハワイに津波警報』 — BBCジャパン, 2025年7月30日
- ↑ MN鉄道ニュース編集部 『JR東日本、東海道線など津波警報で終日「運転再開できない見通し」』 — マイナビニュース, 2025年7月30日
- ↑ 『15年ぶりの「遠地津波」は22都道府県に到達 避難巡り死亡事故も』 — 毎日新聞, 2025年7月30日
関連ニュース
- カムチャツカ半島でM7.7の地震。ウィキニュース、2006年4月21日
