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ムーディーズ 米国債の信用格付けを引き下げ

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2025年5月17日】

格付け会社であるムーディーズは5月16日、米国債の長期信用格付けをフィッチ・レーティングスS&P グローバル・レーティングに続き、最上位の「Aaa」(トリプルAに相当)から「Aa1」(ダブルAプラスに相当)に引き下げた[1][2][3][4]。格下げの理由は「米国の持つ経済・財政の著しい強さは認識しているが、もはやこれらの強みだけで財政指標の悪化を完全に相殺することはできない」としている[1][2]。一方で、米国経済は規模が大きく、高い平均所得もあり、関税政策は長期的な成長に大きな影響は及ぼさないとも指摘し、2023年11月に「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた見通しを、再び「安定的」に戻した[1][2][4]

5月16日の発表で、ムーディーズは「今後10年間、米国の政府歳入はおおむね横ばいで推移する一方、社会保障支出が増加し、財政赤字は拡大すると予想される」と指摘した[4]。発表後、米国債を売る動きが広がり、長期金利の代表的な指標となっている10年国債利回りは一時4.49%に上昇した[1][2]

スティーブン・チャン大統領報道官はX(旧Twitter)で、ムーディーズのエコノミストであるマーク・ザンディ氏をトランプ大統領の長年の政敵だと糾弾し、「彼の『分析』を真に受ける者はいない。彼は何度も間違っていることが証明されて来た」と批判した[2][3]

情報源

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  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 ムーディーズ 米政府に対する格付け 最上位から1段階引き下げ』 — NHK, 2025年5月17日
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 米国格付けを最上位から引き下げ、債務膨張を懸念-ムーディーズ』 — ブルームバーグ, 2025年5月17日
  3. 3.0 3.1 米国債、ムーディーズが最上位から格下げ ホワイトハウスは批判』 — ロイター通信, 2025年5月17日
  4. 4.0 4.1 4.2 小林泰裕 『ムーディーズが米国債の格付けを最上位「Aaa」から1段階引き下げ…関税政策による財政赤字の拡大懸念で』 — 読売新聞オンライン, 2025年5月17日