ドイツ軍が戦後初の国外駐留 リトアニアに
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【2025年5月26日】
ドイツ軍は先日、ロシアと国境を接する、バルト三国のリトアニア東部での部隊の駐留を開始した。ドイツが国外に単独で常駐部隊を置くのは、戦後初めてのことである[1][2][3]。主力戦車である「レオパルト2」などの部隊を配備し、約5000人規模で駐留する計画である[3][4]。
リトアニアは第二次世界大戦でナチス・ドイツの侵攻を受けたが、この日はドイツ軍を歓迎する市民の姿が多く見られた[3][4]。
リトアニアにはラトビアとポーランドが隣接し、西にはロシアの飛び地のカリーニングラード、東にはロシアの同盟国であるベラルーシが位置している[1][2]。
今回部隊が発足するにあたり、5月22日、リトアニアの首都ビリニュスでの式典で、ドイツのメルツ首相は、派遣される約800人の兵士を前にして「われわれは責任を自覚している。NATOはドイツを頼ることができる。目標はドイツ軍がヨーロッパで最強の通常戦力の軍隊になるため、あらゆる財政的資源を提供することだ」とスピーチし、NATOの防衛にこれまで以上に貢献する考えを示した[4]。
情報源
[編集]- ↑ 1.0 1.1 BBC日本語版 ジェス・パーカー 『ドイツ軍がリトアニアに常駐部隊派遣、第2次大戦後初の外国駐留 ロシアに対抗』 — 英国放送協会, 2025年5月23日
- ↑ 2.0 2.1 産経ニュース 『ドイツ軍、リトアニアで部隊駐留開始 第2次大戦後初の国外常駐、ロシアに隣接』 — 産経新聞, 2025年5月23日
- ↑ 3.0 3.1 3.2 ANN NEWS 『ドイツ軍がリトアニアに駐留開始外国での単独部隊常駐は第2次世界大戦後初』 — 朝日放送テレビ, 2025年5月23日
- ↑ 4.0 4.1 4.2 NHK NEWS Web 『ドイツ軍 リトアニアに駐留開始 外国に単独部隊常駐は大戦後初』 — 日本放送協会, 2025年5月23日