日本プロ野球のクライマックスシリーズ、第2ステージの役者そろう

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2009年10月20日】

スポーツ報知、河北新報、47NEWS(共同通信)によると、日本プロ野球クライマックスシリーズ(CS)第2ステージの出場チームが決定した。パ・リーグは第1ステージを福岡ソフトバンクホークス相手に2連勝した東北楽天ゴールデンイーグルス北海道日本ハムファイターズと10月21日(UTC+9 以下同)に札幌ドームで激突する[1][2]セ・リーグは第1ステージ初戦を落としたものの、東京ヤクルトスワローズに2連勝して波に乗る中日ドラゴンズ読売ジャイアンツ(巨人)が21日から東京ドームで対戦する[3][4][注釈 1]

目次

[編集] パ・リーグのCS第1ステージ

スポーツ報知、河北新報、47NEWSによると、楽天イーグルスは創設5年目にして初めてのCS[注釈 2]初戦(16日)を11対4でソフトバンクホークスを圧倒した。楽天先発の岩隈久志選手は6安打4失点ながら完投、打線はソフトバンク先発の杉内俊哉選手を打ち崩し、4本のホームランを含め先発全員安打の12安打11打点を叩き出した[5]

第2戦(17日)、楽天は4対1とソフトバンクをねじ伏せ、第2ステージ初戦が開かれる札幌ドームの切符を手にした。楽天先発の田中将大選手は自身プロ入り初の無四球完投で勝利、失点も8回の失策絡みの1点だけだった[1][2]

ソフトバンクはプレーオフが2004年に導入されてから2年ぶり5度目のCS出場だったが、またしても日本シリーズに届かなかった。秋山幸二監督は「また頑張らなければならない」とコメントしている[2]

一方、勝利した楽天は今季限りで野村克也監督が退任することが決まっている[5][注釈 3]が、選手たちは「(日本シリーズで)仙台に戻ってきたい」(山崎武司選手)[2]、「監督を胴上げしたいと思っているので、残りの試合も頑張りたい。てっぺん目指して頑張りましょう」(田中選手)[1]と、勢いで日本ハムに迫る。

[編集] セ・リーグのCS第1ステージ

スポーツ報知、47NEWSによると、CS[注釈 4]初戦(17日)はヤクルトスワローズが3対2で中日ドラゴンズを下した。試合が動いたのは0対2でヤクルトが追いかける展開の七回1死三塁。6回までヤクルトを1安打と抑えていた中日先発のチェン・ウェイン選手をヤクルト青木宣親選手が捉え、レフト前ヒットで1点差として、次打者のジェイミー・デントナ選手が左中間へ2ランホームランを放ち、これが決勝点となった。ヤクルト先発の石川雅規選手は6回2失点で粘りを見せた[6]

第2戦(18日)は中日が3対2でヤクルトを破り、対戦成績を五分にした。中日は2対2の同点で迎えた七回2死三塁の場面で荒木雅博選手がヤクルト先発の館山昌平選手からセンター前ヒットを放ち、勝ち越しを決めた。ヤクルトは中日先発の吉見一起選手から何度もチャンスを作ったが、二回の2ランホームラン以外に点を奪えなかった。九回1死から登板した中日の岩瀬仁紀選手がヤクルトの後続を抑えた[7]

第3戦(19日)は中日がヤクルトの猛追を振り切って7対4の2連勝で第2ステージに進出を決めた。試合はヤクルトが1回に先制したものの、3回に中日が和田一浩選手に2ランホームランで逆転に成功。5回に中日は代打に立浪和義選手を送り2点二塁打などで3点を加えた。ヤクルトは8回に中日5番手の浅尾拓也選手を攻め立て、一時は2点差まで詰め寄ったが、8回に中日に追加点を奪われた。9回には中日抑えの岩瀬選手から1点を奪ったが、逆転することはできなかった[3][4]

ヤクルトはCS途中からA型インフルエンザがチーム内で流行し、19日には5人に感染が拡大するなどして、主力選手が離脱していた[8]。ヤクルトの高田繁監督は「選手は苦しい中でよく頑張ってくれた。この3試合力を出してくれた。ここで終わるのは残念。神宮で試合できなかったからね。けがとインフルエンザは仕方ない」とコメントした[4]

勝った中日はセ・リーグにプレーオフが導入されてから3年連続で巨人とCSで顔を合わせる。中日の落合博満監督は「勝つために、うちもヤクルトも必死に戦い、勝つか負けるかだけ。きょう勝って次に進んだだけ。(巨人戦については)あす、ゆっくり疲れを取ってから考えます」とCS第1ステージについてコメントした[4]

[編集] 情報源

  1. 1.0 1.1 1.2 スポーツ報知 『岩隈に続きマー君も完投!ノムさんを「胴上げ」だ!!…CSパ第1S』報知新聞社、2009年10月18日。
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 KoLnet 『山崎武が円熟の一発 楽天、第2ステージ進出(楽天イーグルス特集)』河北新報社、2009年10月18日。
  3. 3.0 3.1 共同通信社(47NEWS) 『中日が第2ステージ進出 ヤクルト下し3年連続』47NEWS、2009年10月19日。
  4. 4.0 4.1 4.2 4.3 スポーツ報知 『中日、第2S進出!巨人と3年連続で対戦!…セCS第3戦』報知新聞社、2009年10月19日。
  5. 5.0 5.1 スポーツ報知 『ノムさんの涙で4発王手!先発全員12安打11点!!…CSパ第1S』報知新聞社、2009年10月17日。
  6. 共同通信社(47NEWS) 『中2―3ヤ(17日) ヤクルト、逆転で先勝』47NEWS、2009年10月17日。
  7. 共同通信社(47NEWS) 『中3―2ヤ(18日) 中日七回に勝ち越す』47NEWS、2009年10月18日。
  8. 共同通信社(47NEWS) 『ヤクルトでインフル拡大 2人増え計5選手が感染』47NEWS、2009年10月19日。

[編集] 注釈

  1. CS第1戦は3試合2勝制、CS第2戦は6試合4勝制で開催される。CS第2戦はリーグ優勝チームにアドバンテージの1勝があるので、実質3勝すれば日本シリーズ出場=CS優勝となる。
  2. パ・リーグ2位楽天イーグルスのホームゲームのため、クリネックススタジアム宮城で開催。
  3. 第1戦開始直前に自身の退任を監督自ら選手に伝えていた。
  4. セ・リーグのCS第1戦は2位中日ドラゴンズのホームゲームのため、ナゴヤドームで開催。


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