山口県美祢市のホテルでガス漏れ事故 修学旅行の小学生らが巻き添えに 1人死ぬ
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【2009年6月3日】
広島県の中国新聞と毎日新聞によると、6月2日夕方(UTC+9 以下同じ)、山口県美祢市にあるホテルから「ガス漏れ事故があった。女性の具合いが悪い」と119番通報が消防署にあった。この事故で、修学旅行で当地に出向いていた大阪府高槻市の小学校の児童ら22人が県内各地の病院に搬送され、修学旅行に同行していたカメラマンの男性が死亡した。
中国新聞によると、高槻市教育委員会と山口県警の調べでは、事故があった美祢市の「秋芳プラザホテル」には、高槻市立松原小学校の修学旅行に参加していた小学6年生の児童72人、及び引率の教員、カメラマンなど80人が宿泊のために滞在していたが、このうちの女性看護士(26歳)が3階にある客室で倒れ、その後助けに入った教員やカメラマン、更には消防隊員らが相次いで倒れ、カメラマンの川副浩明(かわぞえ・ひろあき)さん(26歳 京都府在住)が死んだ。また最初に倒れた女性看護士はその後防府市にある山口県立総合医療センターに運ばれ一酸化炭素中毒の症状であると診断された。毎日新聞によると、川副さんは同ホテルの3Fの部屋に1人で泊まっていた。また病院に搬送された児童6人は症状は軽かったという。
毎日新聞、中国新聞、産経新聞によると、松原小学校の児童・教員の先生方らは6月2日から1泊2日の日程で修学旅行を開催。この日の朝、新幹線で大阪を発って、広島平和記念公園など広島市内を見学し、夕方5時ごろに事故現場となったホテルに到着。この事故があった当時、児童らは1階で焼肉バイキング料理を食べていて、その後7時10分頃から入浴を行うこととなっていた。また翌日の3日には秋芳洞や秋吉台を見学することになっていた。この事故が発生した後は、近くにある「秋芳ロイヤルホテル」に宿泊先を変更し、食事を取って落ち着いていたという。この後、同小学校の教員の先生方と高槻市教育委員会から職員2人ずつが事故の現場に向かい、また山口県と美祢市も現地に「ホテル中毒対策支援室」を設けて、事故の原因を調べている。
毎日新聞によると、死亡した川副さんは奈良市にある「関西美術印刷」という会社に約1年前に入社したばかりで、主に大阪府の小学校の修学旅行のアルバム製作や学校行事の撮影を担当していたという。
[編集] 修学旅行は2日目の予定を中止し打ち切り
日刊スポーツによると、松原小学校の修学旅行一行は、2日目の6月3日に予定していた秋芳洞の見学などの日程を取りやめて、早朝8時半過ぎにバス2台に分乗して大阪への帰路に着いた。バスの車窓は、カーテンのようなもので閉められており、バスの乗降口付近も衝立のようなもので覆われていた。避難先のホテルの関係者の説明では「前日(2日夜)は10の部屋に分かれて9時半ごろに就寝。3日の朝食の時も声を出したりはしゃいだ様子も見られなかった」という。
[編集] 出典
- 『秋芳のホテルでCO中毒か 修学旅行生ら22人搬送、1人死亡』。中国新聞、2009年6月3日。
- 毎日jp 藤沢美由紀、中尾祐児 『ホテルガス漏れ:児童・教員ら22人搬送 1人死亡 山口』。毎日新聞、2009年6月3日。
- MSN産経新聞ニュース 『焼き肉バイキング中にまさかの悲劇 山口ガス事故』。産経新聞、2009年6月3日。
- nikkansports.com 『焼き肉バイキング中にまさかの悲劇 山口ガス事故』。日刊スポーツ、2009年6月3日。