小学校教諭が校内で男児を轢き逃走、書類送検
【2011年3月9日】
毎日新聞・産経新聞によると、大阪府警南堺署は、勤務する堺市立美木多小学校の敷地内で児童をはねた上に走り去ったとして、同校の教諭(53歳、堺市南区在住。産経報道では女性教諭)を3月8日(UTC+9)に、自動車運転過失傷害と保護責任者遺棄の容疑で大阪地検堺支部に書類送検した。
産経新聞によると、この教諭は、「気が動転していて、正しい判断ができなかった」と、容疑を認めている模様。毎日新聞によると、同署は、「(この教諭の行為は)公道上であれば道路交通法違反(ひき逃げ)に当たるもので、悪質だ」としている。
産経新聞によると、この教諭の送検容疑は、2010年12月22日午後4時40分頃、帰宅するため同校の敷地内に駐車していた乗用車を発進させたが、その際、前にしゃがんで遊んでいた男児をはねた後、倒れた男児を約20メートル離れた同校の校舎の出入口まで引きずって連れて行き、救護しないで放置したというもの。同署によると、この教諭は、男児に対し「病院に連れて行ってもらいなさい」と言った上で車で帰宅。その後、校舎内にいた学童保育の指導員が、男児を発見し119番通報。この男児は、腹部や背中に全治5日間の軽傷を負っており、男児の証言からこの教諭が浮上した。この教諭は、同署の調べに対し、当初は「事故は起こしていない」と否認していたが、2日後になって「大変なことをしてしまった」と、容疑を認めた模様である。同署は、事故現場が学校内であり、道路交通法が適用されないため、道交法違反(ひき逃げ)ではなく、保護責任者遺棄容疑を適用した。
毎日新聞によると、この教諭は、同市教育委員会の調査に対し、「男児が車の前にしゃがんでいて見えなかった」と説明した模様。
毎日新聞が同市教委の話として伝えたところによると、この教諭は教師歴29年で、これまで勤務態度に問題は無かったとしている。一方、男児は、負傷はは治癒したものの、車を見ると「怖い」と言い、毎月カウンセリングを受けている模様である。
毎日新聞によると、同市は、教職員のマイカー通勤を原則禁止しているが、事故を起こした教諭は、公共交通機関を利用しても通勤に時間がかかるなどの理由で、マイカー利用が認められていた。
毎日新聞によると、同市教委の石井雅彦教育次長は、記者会見で「現職教諭による、前例の無い、あってはならない不祥事で、市民の信頼を損ねたことをお詫びします」と陳謝した上で、「事実に基づいて厳正に対処する」とした。
情報源 [編集]
- 山田英之(毎日jp) 『書類送検:小学校教諭が校内で児童はね逃走 当初否認 堺』。毎日新聞社、2011年3月8日。
- MSN産経ニュース 『児童をひいて逃げた女性教諭を書類送検 保護責任者遺棄容疑などで』。産経新聞社、2011年3月8日。
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