元県議、県の公園に無許可で銅像を建設……「許可受けた」と嘘をつき
出典:『ウィキニュース』(ベータ版)
【2009年6月25日】
毎日新聞・読売新聞・産経新聞によると、福井県が同県あわら市に建設し管理している多目的公園・『トリムパークかなづ』の敷地内に、同市の中島弥昌(やすまさ)元県議が、無断で自らの銅像を建立しようとしていたことが、6月25日(UTC+9、以下同様)に判明した。
毎日新聞によると、同公園は、約20ヘクタールの敷地を持ち、体育館やテニスコートが備わっている。
読売新聞によると、中島元県議は、福井県に対し、銅像の設置について問い合わせをしたが、同県は、「公的なものではない」として認めなかった。ところが、中島元県議は、6月になって、公園の管理を県から委託されているあわら市に対し、「県から許可が出た」と勝手に口頭で伝達し、基礎部分の工事を開始。その後、同月24日になって、同市が県に確認し、無許可だったことが発覚した。
読売新聞によると、これを受け、県と市は、中島元県議らに対し、工事の中止と原状回復を要請。元県議は、これに応じる形で、基礎の撤去を開始した。
毎日新聞によると、中島県議は、既に10年ほど前に等身大の銅製の胸像2体を造って自宅の倉庫で保管しているという。
産経新聞によると、中島元県議は、「公園建設に当たり、自分が尽力してきたので、利用者に私の功績を知ってほしかった。銅像は諦めるけれども、公園の近くに土地を購入し、そこに石碑を建立したい」とコメントした。
読売新聞・毎日新聞によると、中島元県議は、1975年に県議に初当選。1995年から1年間は同県議会議長を務めた。その後、7期目の2002年に、住民に酒を配ったとして公職選挙法違反で略式起訴され、議員辞職した。
毎日新聞によると、中島元県議が無断で銅像を建立しようとしたことについて、公園の近所に住む女性は、「県議時代から中島氏を知っていたが、銅像まで建設されるほどの功績はあったのか。無許可では造れるはずがないのに」と呆れ顔で話していた。
[編集] 出典
- 毎日jp 『銅像:元県議が「許可受けた」と無断で県公園に 福井』。毎日新聞社、2009年6月25日。
- YOMIURI ONLINE 『自分の銅像勝手に公園に…元福井県議「功績残したかった」』。読売新聞社、2009年6月25日。
- MSN産経ニュース 『公園に勝手に自分の銅像! 元福井県議「功績知ってほしかった」』。産経新聞社、2009年6月25日。