佐世保市の成人式で新成人の集団が市長を扇子で叩くそぶり、市長が「ルールを守るように」と一喝

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2010年1月11日】

産経新聞朝日新聞によると、『成人の日』の前日に当たる1月10日UTC+9、以下同様)に長崎県佐世保市が開催した成人式で、新成人の一部の集団が壇上に登り、新成人への挨拶の演説をしていた朝長則男市長を、手にした扇子で叩こうとして係員に制止される一幕があった。

朝日新聞によると、同市教委のコメントとして、成人式は同日午後1時半から市内のホールで行われ、約1,500人の新成人が参加。最前列に座っていた約20人が開会直後から騒ぎ始め、何度も壇上に登ろうとした。同市教委の職員は制止にかかったが、数人が壇上に登って騒ぎ、会場は騒然となった。壇上にいた集団のいずれも、の臭いがしていた模様である。

産経新聞によると、壇上にいた集団は、朝長市長を扇子で叩こうとした後、その後も「お前の話なんか誰も聞いとらん」、「一発芸をしろ」などと野次を飛ばしたりしたため、堪りかねた朝長市長が「社会というのは厳しいものだ。ルールを守れるようになりなさい!」と一喝。会場にいた他の新成人達からは拍手が起こった。集団は「つまらんから出ようぜ」と捨て台詞を言って退出。そのうちの1人は、会場を出た後、同市職員に対し「今日がこういうことのできる最後の日。明日からは真面目に働く」と、神妙に語った模様である。

産経新聞によると、同市に於いて、今回のような騒ぎは初めてのことという。

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