ホワイトカラーの男性が偽装請負と主張し大成建設を提訴

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2009年5月14日】

毎日新聞によると、大成建設に1997年から11年間に渡り勤務してきた40歳の男性は、同社の本社部門で設計本部のグループで勤務してきた。しかしこの男性は、派遣会社から設計の請負会社に派遣され、そこからさらに大成建設へ派遣され、二重派遣の状態だった。また、同社内では、同社社員の指揮命令の下で働いてきた。その後2008年11月に、派遣会社に登録し直すか、これまでの時給制ではなく個人請負として業務1つ当たりの単価制で働くかを迫られ、拒否したところ雇用を打ち切られた。また、2003年10~11月の半月間に亘り、過労死ラインである月100時間を大幅に超える238時間の残業を命じられ精神障害を発症したのに、同社は社会保険に加入させず、「労災は適用されない」などと説明を受けた。このため、この男性は偽装請負の是正を求め東京労働局に申告を行い、同局から2009年4月20日に是正指導を実施したとの連絡を受けた。これを受け男性は7日、社員としての地位確認と、過労での精神的障害を受けたとする損害賠償など約3,000万円の支払いを求め東京地裁に提訴。男性は、「大成建設が契約変更を言い出したのは、偽装請負があったため」と主張している。ホワイトカラーの労働現場を巡る偽装請負を巡る提訴は異例。

朝日新聞によると、大成建設は「訴状が届いていないので、現時点で具体的なことは申し上げられない」と述べた。

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