ソフトバンク・杉内に沢村賞

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2005年10月25日】

25日付の読売新聞などの報道によると、沢村賞の選考委員会(委員長=藤田元司・元巨人監督)が24日に行われ、ソフトバンク杉内俊哉投手が、選考委員5名の満場一致で選出された。沢村賞は、元巨人の沢村栄治投手の功績をたたえ、日本プロ野球でその年度の最も優れた先発完投型投手に贈られる。

杉内は初の受賞で、ソフトバンクからの受賞は2003年度の斉藤和巳以来3人目(前身の南海・ダイエー時代を含む)。また西日本スポーツの記事によれば、パ・リーグの左腕投手が受賞したのは、1989年にパ・リーグの投手も表彰対象になって以来、杉内が初めて。

今シーズン、杉内は26試合に登板し2完封を含む8試合で完投。リーグ最多の18勝、防御率2・11という成績を残し、ロッテ渡辺俊広島黒田らを抑えて受賞した。

杉内は、福岡市のヤフードームで記者会見を行い、「偉大なる賞の歴史に名前を残せて本当に光栄」と受賞の喜びを語った。授賞式は11月4日、札幌で開催される「プロ野球コンベンション」で行われ、記念の金杯と賞金が贈られる。

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