スイスの観光列車「氷河特急」が脱線 日本人観光客1人が死亡

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【2010年7月25日】

鉄道
2010年鉄道関連ニュース
氷河特急(参考、CC-by-sa-3.0

スイス南部ヴァレー州で7月23日正午頃(UTC+2)、走行中の観光列車「氷河特急」が脱線事故を起こした[1][2][3]

全日空系列会社「ANAセールス」によると、乗車していた同社のツアー客だった兵庫県尼崎市在住の女性(64)が死亡したほか、神奈川県横浜市在住の女性(71)と千葉県在住の女性(62)が意識不明の重態であるという[2]日本在ジュネーブ駐在官事務所や地元の警察などによると、負傷者は合計42人で、うち重態の2人を含めた38人が日本人であるという[2][3]

駐在官事務所やAP通信によると、事故現場はスイス・イタリア国境近くにあるカーブ区間[3]。列車はスイス南部の都市ツェルマットから中部のアンデルマットへ向かって走行中に[3]列車後部の3両が脱線、うち2台が横転した[1][3]

事故当時、列車には約210人の乗客がいたという[2][3]。日本の旅行会社各社によると、事故を起こした列車には「ANAセールス」のツアー客と添乗員合計15人、JTB系列会社「JTBワールドバケーションズ」のツアー客と添乗員合計22人、「阪急交通社」のツアー客と添乗員合計40人の、少なくとも77人の日本人が乗車していた。このうち、「ANAセールス」と「JTBワールドバケーションズ」のツアー客らが脱線した車両に多く乗っていたという[3]

「氷河特急」を運営する鉄道会社によると、1930年に開業して以来、最大規模の事故であるという[2]。同社では今年6月[注釈 1]に現場周辺で線路の点検作業を行っていたとしており、警察は線路の不具合と事故との関係を中心に調査を行い、原因究明を進めている[2][3]。また、スイスの新聞では、ここ数日間の寒暖差によりレールが歪みを起こしていた可能性が指摘されている[2][3]

「氷河特急」は、ツェルマット - サンモリッツ間約270kmを約8時間かけて走る。アルプス山脈の眺望が楽しめることから観光客の人気が高く、日本の観光客も多いという[1][2]

注釈[編集]

  1. 朝日新聞では数日前

情報源[編集]

本ニュースは「読売新聞」と「共同通信」、「朝日新聞」の以下の報道を情報源としている。

  1. 1.0 1.1 1.2 YOMIURI ONLINE 『スイス「氷河特急」脱線、日本人客多数けが』読売新聞、2010年7月24日。
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 2.6 2.7 47NEWS 『スイス列車脱線、兵庫の女性死亡 邦人2人重体36人負傷』共同通信社、2010年7月24日。
  3. 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 3.6 3.7 3.8 asahi.com 『スイス列車事故、兵庫・尼崎の64歳女性が死亡』朝日新聞社、2010年7月24日。


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