「テラ豚丼」を作った吉野家アルバイトを処分

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2007年12月7日】

産経新聞によると、吉野家の店内で、その店の店員と思われる人物が豚肉を大量に乗せて盛り付けたいわゆる「テラ豚丼」の製作過程をインターネットの動画投稿サイトに公開したとして、12月6日、吉野家の親会社である吉野家ホールディングスはそれに関与したとされるアルバイト2人を特定して処分したと発表した。なお処分の内容は明らかにしていない。

サンケイスポーツによると、問題の動画作品は11月30日にニコニコ動画のサイトに公開されたもので、「吉野家でメガ牛丼に対抗してテラ豚丼をやってみた フリーダム」という題の3分程度のものである。制服を着た男性店員が、米飯の上に豚肉を10センチ積み上げて、それが一部こぼれたりしている。また読売新聞によると、サラダの上にとうもろこしの缶詰めを全部乗せたり、交通費の請求書などの映像も公開されていた。

なおサンスポによると、動画は投稿者が一旦削除したもののそれを複製したものが、ニコニコ動画や他の動画投稿サイトにも公開された他、パロディー等の関連動画を含め、12月4日までに実に50万回にわたって公開された。吉野家は12月1日に「変な動画がネットで公開されている」という通報を受けて調査した他、3日に「勤務中のいき過ぎた悪ふざけと思われる」と謝罪。また一般市民からも「不衛生だ!!」「食べ物を粗末に扱うな!!」といった苦情の問い合わせも相次いだ。産経新聞によると、吉野家は「それを製作した実行者と動画撮影者の2人を厳正に処分したが、他の社員らは処分していない」とコメント。また撮影場所も西日本地域の直営店で行われたことは発表されたが店名は公表していない。吉野家広報担当は「食品を扱う者として映像を見て残念だった。悲しいというか悔しい」というコメントを出している。

出典[編集]

外部リンク[編集]

動画投稿に対する当社の対応について(PDF) - 吉野家による発表